蝶の夢/ Butterfly Dream

2011年2月17 ・18 日(全3回公演)
会場:BankART1929 Studio NYK
TPAMショーケース(国際舞台芸術ミーティング in 横浜2011)参加作品

女が椅子に積み上げたたくさんの荷物とともにどこか遠いところからやってくる。
そこには男がひとり、天から下がったロープで、何度も何度も、繰り返し首を吊っている。やがて女は男をみとめ、その首つりを助けることとなる。
空間を読み、音を積み上げ、光を計る。いつも緻密な仕掛けを準備して、ARICA は舞台に臨んでいる。しかし、そこに何かを起こすのは、結局、舞台に立つ人間だ。毎日首をくくり続ける鋭利な男と、深遠な意識に体を充たしゆっくり歩行する女が、企てを超えた事件を起こす。
首くくり栲象は、1960年代から伝説の美術家風倉匠、高松次郎、松澤宥らとの交流を重ねてきたアクショニスト。 1997年より現在まで10数年もの間、毎日自庭で首を吊り続けるという高踏行為を刻んでいる。対する安藤朋子は、故太田省吾の転形劇場から始まって現ARICAに至るまで、無二の特異な身体表現をもって実践を続けている。二人が閃光のように一瞬交錯する、滑稽にして哀感深い前代未聞のパフォーマンス。

構成・演出:藤田康城
出演:首くくり栲象・安藤朋子
音楽・演奏:猿山修・高橋永二郎
舞台監督:鈴木康郎
音響:田中裕一(サウンドウェッジ)
照明:齋藤亮介(「劇団唐ゼミ☆」)
衣装:安東陽子
衣装協力:渡部直也
宣伝美術:須山悠里
協力:茂木夏子
制作:前田圭蔵
写真:宮本隆司