PAYDAY

2006年10月6日・8日(全2回公演)
会場: 江古田ストアハウス(第7回フィジカルシアターフェスティバル参加)

舞台上に水と新聞を売る奇妙な売店「KIOSK」を設定し、社会的人間の重要なコミュニケーションである「交易」に焦点をあてる。「KIOSK」の店員は奇妙な「機械的」身体動作で商品を販売する「売り子」として登場し、水と新聞を売る「KIOSK」の店員の日常を象徴的に描写する。女店員の独特で奇妙な方法によって開店の準備をするまでの身体行為が舞台の基本である。

「売り子」は絶えず可動式の椅子に座り、腰は2本の伸縮性のロープで結ばれ、その端はキオスクの店舗の中に繋がれている。そこには、女がかつてサーカスの綱渡りであったという、イメージが象徴されている。そしてあたかも「店舗」=キオスクと化した身体は、「店を開店し商品を並べる」という労働行為を、「機械的」動作に象徴化した反復運動によって表す。そこには、社会的非抑圧者の立場の無情や、対する自由の希求、また労働の労苦とそれに熟達したものの誇り、等のさまざまな人の感情の様相が生成していく。

なお、この作品は次作より『KIOSK』というタイトルのもと、さまざまな空間でヴァージョンを変えて発展し続けている。

テクスト・コンセプト:倉石信乃
演出・美術:藤田康城
出演: 安藤朋子
作曲・演奏:猿山修
衣装:安東陽子(NUNO)
衣装アシスタント:渡部直也
舞台監督:甲賀亮
照明:千田実
写真:宮内勝
制作:前田圭蔵 天野未来